水曜日のダウンタウンが好きだ。
どの回も面白いが、「代役MCホントドッキリ」の回について取り上げてみたい。
病気の浜ちゃんの代役で、次回の水ダウのMCのピンチ・ヒッターをお願いしたい、という話を、8人の芸人(それも、浜田の代打MC役には絶対に釣り合わない芸人)に持ちかける。普通に考えれば、ありえない話で、持ちかけられた側は戸惑い、人によっては話を固辞する。
そんな中で、「受けます」と返答できた芸人の中で、受諾するまでの時間が最も短かった1人が、実際に水ダウのMCの仕事をもらえるという、嘘のような企画だ。
現存するTV番組の中で、水曜日のダウンタウンに対する芸人やテレビ関係者の注目度は、高い。この番組のMCを担当できるというのは、芸人にとって、とんでもないチャンスである。
しかし、同時にストレートには信じがたい話であるし、畏れ・戸惑い・疑いが多分に心に入り込む。それを乗り越えて、いかにこのビッグチャンスに対して即答できるか?を問う企画である。水ダウの、この企画構想力は、秀逸である。
結果的に、とある知名度が高くない芸人が、かなりのレベルの即答で、見事1位を射止めた。番組のパネラーたちも、この思い切りの良さ、即断ぶりを褒め称えていた。
機会に対して即断即決できること、の重要さ。
僕は、今住んでいるマンションが気に入っている。即断即決を大事にしたから、買う事ができた物件だ。
保有していたマンションの売却手続きが進み、そのうちまたマンションを買いたくなるだろうな、と思い、少し気になった物件を、冷やかしの気持ちで内見に行った。
内見して、あまりに気に入ったしまった。ほぼ即断即決で買うことを決めた。
そのマンションは、丁度、元の売出希望価格から500万円程、値下げをしたタイミングだった。そのため、既に一人申し込みの先約があったという。僕は、値下げ前の額、つまり500万円多い額でオファーするので、一番札を譲ってくれと交渉した。
今思えば、持っていたマンションの売却もまだ完全に済んでいないのに、とんでもない進め方だったと思う。
先約の購入意思が不明瞭だったこともあり、また、500万円多く出し、即決で買うと明言していることで、そのマンションの購入権は僕に転がり込んできた。ハッピーである。
悩んで足踏みしていたら、この顛末は向かられなかったと思う。物件の担当者が、僕の前のめりな即決ぶり、気迫にあてられたというのも大きかったと思う。
正念場になると、僕は見境がなくなるが、それは自分の長所だと思っている。
妻も、早急さに、内心はかなり心配していたと思うが、長年の付き合いから、時に僕が極端に走るのを理解してくれている。
Take time by the forelock(幸運の女神には前髪しかない).
潔く決め、決断すること。
決断するなら、出来る限り即決にすること。
これで人生がうまく転んだことは、多々ある。
しかし逆に、チャンスを逃していることも人生には沢山あるのだろう。とはいえ、そういったことは、実際のチャンスの大きさを事後的に気づくことは出来ないし、凡そのことは忘れてしまう。
決断し、うまく得られたもののみしか記憶していない。その意味では、自分の人生には大きな後悔がない。
どちらかと言えば、決断はできたものの、もっと大きく張ればよかった、とか、やるならもっと早くやればよかった(0 or 1というよりは、10 or 20)といった、小さな後悔はいくつかある気がする。
その意味では、僕は水曜日のダウンタウンのMCを射止めるほどの即決力は、ないかもしれない。


