離婚の話をする機会が多い。
僕は、30代前半に一度離婚を経験し、いわゆるバツイチである。周囲にも同じ境遇の人は多い。メルカリにはバツイチの人が山ほどいた。スタートアップ業界にいる人間は、合理的で、変化に寛容であるので、そういった決断をしやすいのかも知れない。
メルカリ時代から頻繁に飲みに行く4人組は、全員バツイチである(もう6年ほどつるんでいるので、そこから離婚をしたり、再婚をしたり、婚姻ステータスがよく変わる)。
周囲の離婚の相談も受けることがある。
この前、離婚をするか悩んでいる知人と話していた。話の中で、「何故ゼクシィの離婚版がないのか」という話になった。
たしかに、これは面白い。
日本でも、離婚に悩む人は多い。人生の大きな決断である。検討に際しては、纏まった情報や、体験談など、多角的なインプットが求められるはずである。ゼクシィのような情報誌になっていれば、助かるという人も多そうだ。
ビジネスモデルはどうだろう?ゼクシィを運営するリクルートのモデルを考えると、離婚の際に発生するビジネスチャンスから売上を得る業者から、広告を募るのが順当だろう。離婚専門の弁護士、探偵事務所、FAなどであろうか。
弁護費用であれば、年間の離婚の件数は20万件弱/年、弁護報酬の相場は、50万程度なのだろうか。離婚に際して、実際に弁護士に依頼する割合は8.6%という調査がある。
そうなると、20万件×8.6%×50万円 = ~90億円の弁護士報酬となる。弁護士業は粗利率は高い業種であろうが、10-20%を集客費用に回したとしても、広告費は10億のオーダーである。ブライダル市場は2兆円弱とのことで、比べているものはAppe-to-Appleではないが、圧倒的に桁感は違いそうだ。
同じようなことを考えている人が、ネット上には沢山いるようで、「離婚版のゼクシィ」でググっただけで、このようなToggeterも出てくる。コンテンツの案も議論されており、これだけで見ていると、間違いなく需要はありそうだ。
コンテンツの例(ToggeterのPostから筆者抜粋)
親戚への円満説明法
先輩離婚さんたちのアドバイス
離婚後輝く男女の活躍日記
日本一わかりやすい婚姻費用&養育費早見表
今月の離婚運星座占い
養育費の算定表
協議書のテンプレート
財産分与の計算方法
なお、情報のタイトル案は「ハクシィ」が有力なようである。僕は離婚は必ずしも関係性を白紙にする営みではないと思うが、とはいえ良い名前かもしれない。
僕は、離婚をして再婚をしているので、「結婚の悩み」「離婚するかどうか」「再婚するかどうか」といった、マリッジ・ファネルの一通りの相談に、ある程度の当事者性を持って答えられる。これは人生経験として、なかなかに強い。
離婚を経験して、学んだことは多い。気が合い長く連れ添える相手の貴重さ、ありがたみに気づけたのも、その一つであり、最も大きな気付きだ。人と人が一緒にいるとうのは、決して簡単なことではない。
そういった相手に出会えることは、ひとつの奇跡であり、人生の祝福であり、その偶然への感謝を以て、大切にするべきことなのである。



ぼく自身には離婚経験がないのですが、ステップファミリーなんです。近い境遇の人が周りにいるだけで違うんだろうなと思いました。