人気Podcastが終わった
Off Topicが終わった。発展的解散ということらしい。
一時期、よく聴いていた。ビジネス分野のPodcastとしては、破格に普及した番組だったと思うので、同じPodcaster(一応)として純粋に残念な気持ちであるし、何よりも突然だったので驚いた。
あれだけ濃い内容を、8年間ずっと続けていたというのは本当に凄い。純粋に米国をのスタートアップシーンへの興味と情熱が尽きなかったのだろう。
いつから聴かなくなったのだろう、と思ってSpotifyをスクロールしてみると、2023年の9月に、中途半端に再生したプログレス・バーが残っている。読了した最も最後のエピソードは、2022年6年の#119 だった。思った以上に、聴かなくなってから間が空いていた。こういうログが残っているのは面白い(ありがとうSpotify)。
聴かなくなった理由は、さほど確たるものではなかったはずだ。Youtubeのバックグラウンド視聴にハマって、Podcast自体を余り聴かなくなった時期だったかもしれない。デジタル庁に2022年に入ったので、そもそもスタートアップ業界に興味が薄れていたというのもあるかもしれない。
それと、正直に言うと、僕は番組のフォーマットが聴いていて、余り好きにはなれなかったというのも多少はある(情報で優位である目上の男性が、年下の女性にものを教える、という日本の典型的なメディア番組の構成に見えてしまっていた)。
ただ、最終回を聴いて、僕のその感想はとんでもなく間違っていたな、と思った。Off Topicは、宮武さんが主導している番組に映るが、実際は、草野さんが、宮武徹朗という人間が持つ、米国のスタートアップ界隈の文化や未来についての、情報や洞察を引き出して、聴き出すことを目的として作られたものだったようだ。
12:32
宮武さんを誘った理由としては、共通する興味というか、 消費行動の面白さとか、あと好奇心があらゆるものにある、みたいなところって、すごく共通しているのかなと思っていて。12:53
特にアメリカのテックっていうところ、大きな意味でカルチャーとかだと思うんですけど、オフトピックで私が実現したかったことっていうのは、まずはその宮武さんの話していることの面白さをみんなに伝えたいっていうところがスタートであって。 アメリカで消費行動とか、こういうテックの語られ方が、カルチャーを交えて話すみたいなところが、かっこいいなって思ったりとか。13:29
なんかそれをなんかもう、the IT、起業家、スタートアップ、ビジネス、AIみたいな、それだけじゃ語れないじゃん、っていうのをもっと言いたかったっていうのはあって。――Off Topic #319(※フィラーを省く等、文意を変えない範囲で一部編集)
この前後で、草野さんの口からも繰り返し出てくるが、スタートアップを「単なるビジネスの方法」ではなく、カルチャーやムーブメント、人類の進化という目線で捉えていたのが、Off Topicでの面白さだと思っていた。宮武さんも草野さんも、根本的にそういったレイヤーに興味があって、だからこそOff Topicは唯一無二の視点を持った語り口のPodcastになっていたのだな、ということを、今更ながら再認識した。
何にせよ、最終回という事で、非常にアツい回だった。 過去回も、久しぶりに聴きたくなってしまった。FREE AGENDAでさえ、数千人(今見たら、Spotifyだけで3Kフォロワーになっていた)の視聴者がいて、街中で視聴者に声を掛けられることがある。Off Topicのスタートアップとその近隣の業界での影響力は、かなりのものだったのではないだろうか。惜しいことではあるが、8年間お疲れ様でした。
何事も終わりはあるのだなあ、と少ししんみりした。
FREE AGENDAもいつか最終回を録るときが来るだろうか?生活習慣的には、yamottyよりは僕のほうが先に死期を迎えそうな気がする。その時に遺影を抱えながら、ひとりで最終回を頼むyamotty。
※ Off Topicの最終回はこちら。



オフトピックのお二人にメッセージ送ったんですが、フリーアジェンダもゼロトピックも400近く続いててすごいです、と激励されました