丸の内アカデミック
最近、丸の内に足を運ぶことが多い。
自分にとって、さほど親しみのない街・丸の内。ここには、4月から通い始めた、大学院のサテライトキャンパスがある。
僕は、新しい街を知っていくのが好きだ。
丸の内を歩いていてまず思うのは、辺りの広告が、三菱グループ尽くしであるということ。丸の内は、三菱が開発した、圧倒的に「三菱の街」である。東京の開発された大きな街には、そこを主体的に設計している、デベロッパーの姿がある。
有名なところでは、丸の内(三菱地所)・渋谷(東急)・日本橋(三井不動産)・六本木(森ビル)など。銀座は、特定のひとつのプライマリな開発主体が無いらしい。
この機に、それらの5つの街について、Geminiで少し調べてみた。どこも、既に相当な規模の街になっているのにも関わらず、更に再開発を進めているんだなあ、と不思議な気持ちになる。
丸の内(三菱地所)
これまであまり縁が無かったが、これからそれなりの頻度で来ることになるので、楽しみである。スーツの人が多く、気が抜けた服装の僕が歩いていると、場違い感はある。街並みが綺麗で、洗練された華やぎがある。伝統を感じるが、モダン。
(以下、Gemini)
圧倒的な秩序と洗練を誇る「日本の心臓部」、国家を支えるインフラ開発主体:三菱地所
堅実な中長期視点を持ち、個別のビルではなくエリア全体の機能を最大化させる「インフラ型開発」が特徴である。
街の特徴
地下通路で全域が繋がる高機能オフィス街。近年は商業機能を強化し、平日・休日を問わず賑わう洗練された大人の街へと進化した。
始まりの場所:三菱一号館(1894年竣工)
解体後、2009年に当時の設計に基づき「完全復元」され、現在は美術館として街の格を象徴している。
進行中のプロジェクト:TOKYO TORCH
2027年度に日本最高層の「Torch Tower」が完成予定であり、丸の内の機能を空中へとさらに拡張させている。
渋谷(東急)
僕的には縁深い街である。
山の手線×246号線で区切られる象限ごとに、全く顔が違う。
恵比寿に住んでいた頃には第4象限(渋谷東エリア)との、青山に住んでいた頃は第1象限(宮益坂・神宮エリア)の、中目黒・代官山方面に住んでいたときには、第3象限(桜ヶ丘エリア)との繋がりを感じられた。
どこも、渋谷という言葉から想像するほど、騒々しくはなく、いい場所である。
第2象限(道玄坂エリア)は、近づかないに越したことがないが、25歳の頃に、クライアントワークの常駐で、通っていたことがある。米国人の上司と、センター街の立ち呑み屋で日々飲み歩いていた。いい思い出である。
(以下、Gemini)
流行と新陳代謝が止まらない「情報の交差点」、脱皮し続けるライフスタイル
開発主体:東急
鉄道・商業・住宅を一体提供する「東急モデル」の総本山。
常に最新トレンドを実装し、街の「若さ」を維持する代謝の速さが特徴である。街の特徴
谷状の地形を克服する立体移動システム(アーバンコア)が核。IT企業の集積とエンタメが融合し、国際的なIT拠点へと変貌を遂げた。
始まりの場所:東急百貨店東横店(1934年誕生)
日本初のターミナルデパートであったが、再開発のため解体。
現在は「渋谷スクランブルスクエア」等へ姿を変え、過去を上書きし続けている。進行中のプロジェクト:渋谷スクランブルスクエア第II期
駅直上の象徴的なシルエットが完成に向かい、空を塗り替え続けている。
日本橋(三井不動産)
これまでの人生で全く縁がない。
ただ、デベロッパーで言えば、三井不動産は最も好きである。偶に訪れると、整っていて、歴史と現代が混在する、良い街だなあとは思う。
(以下、Gemini)
伝統を現代に翻訳した「粋な社交場」、:歴史を資産に変えるブランド
開発主体:三井不動産
三井家発祥の地としての誇りを持ち、「残しながら、創っていく」を標榜。歴史的建造物と最新ビルを共存させる物語の演出を得意とする。
街の特徴
江戸時代の情緒と最新の商業施設が高度に融合。老舗店舗と共存しつつ、日本の伝統文化や「おもてなし」を現代風にアップデートした知的な街である。
始まりの場所:三井本館(1929年竣工)
重要文化財として現存。新タワーへ空中権を移転する手法により、歴史の保存と都市開発の両立を成し遂げた。
進行中のプロジェクト:日本橋川再生計画
首都高の地下化と連動し、水辺を核とした大規模な親水空間の開発が進んでいる。
六本木(森ビル)
仕事で、縁深い街である。
30代、東京ミッドタウンで1年間・六本木ヒルズで4年間を過ごした。故に土地勘はあるし、訪れるたびに、在りし日を思い起こしてメランコリックになる。そこかしこの店やスポットに、思い出がある。ただ、街自体に愛着はない。
(以下、Gemini)
職・住・遊が溶け合う「国際文化都市」、理想を垂直に積む「アート」
開発主体:森ビル
創業者の「垂直都市(バーティカル・ガーデンシティ)」構実を体現。
数十年の歳月をかけて土地をまとめ上げる執念の開発スタイルが特徴である。街の特徴
美術館、住宅、オフィスが一体化した「ヒルズ文化」。圧倒的な国際色と高級感を放ち、歩いて全てが完結する自己完結型の都市構造を持っている。
始まりの場所:アークヒルズ(1986年竣工)
都市に文化を混ぜる「ヒルズ」のDNAの出発点であり、現在も現役のフラッグシップとして稼働している。
進行中のプロジェクト:麻布台ヒルズの定着と拡張
「ウェルビーイング」をテーマに、六本木から虎ノ門に及ぶエリアを巨大な緑の街へと統合し続けている。
銀座(特定主体なし)
誰も知らない わたしが何なのか、で書いた通り、GINZA SIXなど、幾つかのスポットには愛がある。ただ、あまりに広すぎて、街としての全貌を把握できない。いつ訪れても素敵な街だとは感じるが、何処までも他所の場所という感想は否めない。
あの、整ったようで雑多、後続がタッチできない古さと、ところどころの革新のアンバランスな斑の感じ、そして、特定の開発主体がいるわけではないというのは、いかにも日本らしい。
(以下、Gemini)
独占を許さない多様性が生む「世界のショーケース」、誇り高い公共の広場
開発主体:(特定のデベロッパーなし)
地権者や老舗店舗の連合体が主導。独自の「銀座ルール」によって景観を自治的に維持し、特定の資本に染まるのを防いでいる。
街の特徴
老舗と外資ブランドが共存。歩行者天国に象徴される「公共性」が強く、長い歴史の中で積み上げられた重層的な魅力がある。
始まりの場所:銀座和光(1932年竣工)
銀座の象徴として四丁目に鎮座。
特定の企業による一括更新ではなく、各区画が自律的に刷新されることで輝きを保っている。進行中のプロジェクト:銀座コリドー街周辺の再開発
高架下の刷新が進んでいるが、それらも「銀座の文脈」を尊重しながら自律的に更新されている。
※記事タイトルは、椎名林檎の丸の内サディスティックをオマージュしています。
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